2009年11月19日
アマミノクロウサギ
体長42-51cm。尾長1.1-1.5cm。体重1.3-2.7kg。全身は光沢のある長い体毛と、柔らかく短い体毛で覆われる。体毛の色彩は背面が黒や暗褐色、腹面が灰褐色。
眼は小型。耳介も小型で、長さ4.1-4.5cm。属名Pentalagusは「5つの歯のあるウサギ」の意で、模式標本の個体の上顎臼歯が左右に5本ずつしかない(ウサギ科は通常左右に6本ずつ)ことに由来する。しかし本種も通常は上顎臼歯は左右に6本ずつある。四肢は短く、特に後肢は短い。指趾には爪が発達する。
出産直後の幼獣はほとんど体毛が無く、眼も閉じている。
山地や海岸の斜面にあるカシやスダジイからなる常緑広葉樹林や二次林に生息する。単独で生活するが、野生下および飼育下でも1つの巣穴を複数個体が同時に利用した例がある。複数の鳴き声を発したり後肢で地面を叩くことから、個体間でコミュニケーションを行うと考えられている。 1-2ヘクタール。夜行性で、昼間は斜面に掘ったアルファベットの「L」字状の長さ100-400cmの巣穴や、樹洞や岩の隙間などで休む。
食性は植物食で、草(ススキ、ボタンボウフウなど)、木の葉(アマクサギ、エゴノキなど)、樹皮(スギ、ミカンなど)、果実、タケノコなどを食べる。
繁殖形態は胎生。専用の長さ100-200cmの巣穴を掘り、4-5月と10-12月に1回に1頭の幼獣を産む。母親はときどき幼獣のいる巣穴に立ち寄り授乳し、授乳が終わると巣穴の入り口を塞ぐ。
1995年、アマミノクロウサギほか数種の動物を原告として、ゴルフ場開発の許可処分の取消しを求める訴状が鹿児島地方裁判所に提出された(奄美自然の権利訴訟あるいはアマミノクロウサギ訴訟)。裁判所はアマミノクロウサギの背景に人間がいるはずと指摘したため、裁判は動物の言い分を本来の原告(人間)が取りまとめて訴えたという形で行われた。2001年に訴えは却下され原告敗訴となったが、判決文は人間の開発行為に対する「自然の権利」追認とともに自然保護の意義に言及し、今後の重要課題であると結んだ。2002年には福岡高等裁判所で控訴審が行われ、原告適格なしとして控訴棄却となり、判決文では自然の権利への言及もなされなかった。
※奄美大島とは九州南方海上にある奄美諸島の主要島。単に大島ともいう。面積712.39km2であり、本州など4島を除くと佐渡島に次ぎ面積5位の島。(大きな方から順番に、択捉島-国後島-沖縄本島-佐渡島-奄美大島) 年間の日照時間が日本一短い。 大島海峡沿岸や湯湾岳などは奄美群島国定公園の一部となっている。 1901年2月12日に降雪が、記録されている。しかし、降雪は殆ど見られない。湯湾岳(694m)や油井岳(484m)の山頂付近に、ごく稀に雪が積もっているのを確認されたことがあるくらいである。 奄美大島の海岸には、サーフィンに適した波があり最近サーファー達に人気がある。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
アマミノクロウサギはなんと裁判に登場した事があるようです。
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